凌雲グループ(社会医療法人凌雲会、社会福祉法人凌雲福祉会)

稲次病院

回復期リハビリテーション病棟アウトカム

2020年 稲次病院 回復期リハビリテーション病棟 退院患者内訳

傷病名 退院患者数(名) 在宅復帰者数(名) 平均在院日数 在宅復帰率
脳血管疾患 52 42 86.5日 81%
脊髄損傷・脊椎症術後 13 10 56.9日 77%
脊椎圧迫骨折 70 61 49.3日 87%
大腿骨骨折及び術後 62 55 56.1日 89%
人工股関節術後 6 6 24.8日 100%
人工膝関節術後 21 21 21.8日 100%
脊柱管狭窄症術後 8 8 31.5日 100%
骨盤骨折 14 12 44.6日 86%
膝蓋骨骨折 9 9 44.8日 100%
その他 15 12 48.7日 82%
総計 270 236 54.8日 87%

(解説)

当院回復期リハビリテーション病棟には、脳血管障害(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)、転倒や事故による骨折、股関節や膝関節の人工関節置換術をした後、脊髄損傷や、脊椎の手術をされた方が、リハビリテーション目的で入院されます。

令和2年に当院回復期リハビリテーション病棟を退院された方の内訳は、上記のようになっています。

転倒による足腰の骨折の方が多くいらっしゃいます。大腿骨(太腿の付け根の骨)の骨折で手術をするケースが増えており、早期からリハビリテーションが関わり、筋力や歩行能力の低下の防止に努めています。救急搬送された患者様は、ほとんどのケースが当院で手術を受けられ、約1ヶ月半で退院されています。退院先は89%の方が在宅へ帰られました。

脊椎の圧迫骨折は転倒して尻餅をついた、重い物を持った瞬間腰が痛くなった、いつの間にかわからないうちに骨折していたなどが多くの原因で上げられまます。多くの方が1ヶ月から1ヶ月半で退院されています。退院先は87%の方が在宅へ戻られています。

脳血管疾患では、脳梗塞が最も多く、徳島県内の中核病院からリハビリテーション目的で入院されます。最近はバイタルサインが落ち着けば、できるだけ早くリハビリを受けにリハビリテーション専門病院に移るようになりました。この1年間では重症度の高い方が多く入院されました。まだ食事も摂れない、まだ麻痺が強く腕が動かない、歩けない状態の患者様が多く入院されました。脳血管障害は麻痺だけでなく、嚥下障害、高次脳機能障害、排泄障害など身体・精神にかかわる様々な症状が出ており、骨折などの整形外科分野より入院期間が長くなります。平均で3ヶ月近くの入院を要する場合が多く、高次脳機能障害(注意障害、半側空間無視など)や失語がある場合はさらに入院期間が必要な場合もあります。この1年間では81%の方が自宅や高齢者のマンション等に退院されています。

FIMとは

Fanctional Independence Measure の略で、日本語では「機能的自立度評価法」と略されます。日常の生活動作の自立度を示す指標で、世界的に広く用いられるスケールです。

18の活動項目に対して、それぞれ以下の7段階で点数化し、その合計点を表しています。最低が18点、最高が126点で点が高いほど日常自立した生活が送れていることを示しています。

FIM利得・FIM効率

1)FIM利得:退院時FIM-入院時FIM
→点数が高いほどリハビリテーションなどの効果が高い
(点数が高いほど自分でできることが多くなり、介助してもらう量が少なくなった)
2)FIM効率:FIM利得/入院日数
(リハビリテーション効果を入院1日当たりであらわしたもの)
→点数が高いほどリハビリテーションなどの効果が高い
(点数が高いほど短い期間での高い効果が表れた)
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