事前指定書 いなほ劇団
平成27年5月9日に実施した、社会医療研究所所長 岡田玲一郎先生による講演会にて、有志スタッフによる寸劇を上映しました。「事前指定書」をテーマに、コミカルに演じております。ぜひご覧になって人生の最終段階における自分の受けたい医療、受けたくない医療について、考えてみてください。
【あらすじ】
脳梗塞、認知症で半年前より、とある老人保健施設に入所中の主人公(86歳、男性)が昨日から肺炎を患いました。
診察後、施設勤務の医師と長女との間で今後の治療に関する説明と面談が行われました。本人の意思は事前指定書により、積極的な加療は望まないとあり、長女もその意思を尊重したいとのことでした。スタッフと家族との話し合いの結果、引き続き施設でこのまま様子を見ていくこととしました。
数日後に県外に住む次女がお見舞いに来ました。以前の姿からは想像できない程痩せてしまい、変わり果てた父の姿に、また、積極的な治療が行われていないことに納得がいきません。次女は不満を爆発させ、対応のスタッフは大慌て。「みんなで本人の意思を尊重した治療を行っている」と説明しましたが、次女は譲りません。さて、その結末は・・・